臨床検査科は、1名の臨床検査医、1名の臨床検査管理医、21名の臨床検査技師により構成され、365日24時間体制で検査業務に従事しています。検査データを正確かつ迅速に臨床側へ提供するために、長野県医師会・日本医師会・日本臨床検査技師会主催の精度管理事業に積極的に参加し精度の保障に努めています。
また、研修会・学会等にも意欲的に参加し、一人ひとりが自己研鑽に励み、認定資格を取得し、チーム医療にも積極的に取り組んでいます。
臨床検査医師の紹介
氏名 | 専門 | 資格等 |
今福 祐司 (いまふく ゆうじ) | 感染制御 臨床検査医学 | 日本臨床検査医学会認定 臨床検査専門医 ICD協議会認定インフェクションコントロールドクター 日本医師会認定産業医 |
横内 裕佳 (よこうち ひろよし) | 一般内科 | 日本内科学会会員 医学博士 臨床検査科医師 |
当検査科の紹介
検体検査係(1階採血・採尿室)
外来患者さまの採血、尿検査、糖尿病関連検査などを行い、すべて診察前に至急報告しています。尿検査は尿中にタンパク質や糖、血液などが出ていないか調べます。尿中の細胞についても顕微鏡を使って調べます。
検体検査係(2階生化学・血液検査)
- 生化学検査
1階で採血された血液や病棟から送られた血液の血清(血液のうち細胞を除いた液体部分)中に含まれるタンパク質、糖、酵素、脂質、電解質などを測定することにより肝臓、腎臓、心臓など様々な臓器の異常を知ることが出来ます。
- 免疫血清検査
HIVや肝炎などの感染症検査、インフルエンザ抗原等の迅速検査、腫瘍(主にがん)が作る特有物質を測る腫瘍マーカー検査、ホルモン値を測る内分泌機能検査、アレルギー検査を行っています。 - 血液検査
赤血球数、白血球数、血小板数の測定や顕微鏡を使って血液細胞そのものを観察し、貧血や血液疾患の検査をします。また血液の固まりやすさを調べる検査もします。骨髄の検査は悪性の血液疾患や貧血等の診断に有用な検査です。
- 病理検査
組織検査、細胞検査などがあります。組織検査は、手術や内視鏡検査などで採取した組織から標本を作製し、専門の医師が顕微鏡で観察し診断します。また、手術中に至急病理診断が必要な場合(術式や手術範囲の決定など)は、組織を凍らせ、通常1日かかるところを15分ほどで標本を作成し、迅速診断を行うこともあります。
細胞検査は、喀痰(かくたん)、尿、婦人科材料のほか、乳腺や甲状腺などの臓器に直接注射針を刺して採取した細胞から標本を作製して細胞検査士と専門医師が顕微鏡で観察し診断します。
検査基準値一覧 (72KB) |